マインドフルネスの「気づき」とは

マインドフルネスでは、

「気づき」という言葉がよく使われます。

「気づき」とはなんでしょうか?

ふだん過ごしているとき、

まさか気を失ってるわけではないので、

常に「気づいている」ということになります。

しかし、マインドフルネスでは「気づけ」と。

それは、

気を失っているわけではないけれど、

目の前のものごとから意識が離れていませんか?

という問いなのです。

つまり、今、目の前の現実を無視して

何か考えごとをしていませんか?

ということです。

人は考えごとをしてる時、

目の前のことをないがしろにしています。

いや、目は見開いているんだけれども、ちゃんとは見ていません。

焦点があってない感じです。

その状態は、思考の海に溺れている状態とも言えます。

なんとなくの思考は、いわゆる妄想でしかなく、

脳を疲れさせるだけの、不毛な行為です。

だから、そんな妄想状態を断ち切るために有効なのが、

目の前にあるものに気づく

ということなのです。

そうすると現実世界、まさに目の前の現実世界に

戻ってこられ、妄想が止まります。

現実に気づくと言っても・・・

と思うかもしれませんが、

本当に、単純に、目の前にあるものを観察するだけです。

リビングにいたとすれば、

テレビがあるな・・

植木があるな・・

テーブルがあるな・・

窓がある・・カーテンがある・・

太陽が差し込んでる・・

外から車の音が聞こえる・・

のような、

現実をただただ、ばかみたいに観察するだけです。

それが、目の前のことに「気づく」ということです。

そうすることによって、

堂々巡りしている妄想を止めることができるのです。

これはわりと簡単に、誰にでもできるのではないでしょうか。

モヤモヤが止まらず、集中すべきことに集中できない時に、

ぜひ試してみてください。

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