過去の、
失敗したなあ!
と思ったことを、
何度も何度も
何年も何年も
思い出しは溜め息をつく
死にたいなあ、
とさえ、口に出して言う
これはなぜなのだろう
自分が許せないのかな
もっと上手くやりたかったのかな
もっともっともっと上手くやりたかったのかな
失敗が許せない
減点されたことに耐えられない
自分を嫌いになる
そう、
こんな自分は好きになれない
認められない
決して認められない
だから、死にたくなる
生きている価値なし、
死刑に値する、
と、思ってるんだろうな
死刑…ではないよね
死刑、までは行かない
でも、死にたくなるのはなぜ?
自分で自分がどうしても許せない
正確には、エゴか
エゴは、私を決して許さない
それは、親とも似ている
エゴは親の影響を強く受けた偏見のコレクション
親は私を許さない、認めない
その事実があるから
私のエゴも、私を許さない、認めない
そういうことか
でもそもそも
思い出すのはなぜ?
何度も何度も、永遠に、死ぬまで
あれやこれやを、思い出すのか?
思い出しては、自分を嫌いになるのか?
それは何の目的があるのだろう
記憶力をなくしたいと思うことがなん度もある
もう、思い出したくないんだ
すべて、忘れさせてほしい
勘弁だから…
私が思い出す、目的はなんなんだろう
「それでもいいよ」って誰かに言って欲しいのかな
「それでも大丈夫だよ」って誰かに言って欲しいのかな
誰かに話せばいいのかな
でも、話すのすら恥ずかしい
「そんなこと考えてるの?」って言われそう
こだわりなのかな
自分の
完璧でありたい、という
失敗が許せない、という
失敗が許せないというこだわり
だから
何度も思い出しては
ダメ出しをする
あれはダメだったね!
本当にダメだったね!
二度とするんじゃないぞ!
と、いつも話かけてる
確かに、二度としてないかも
同じ失敗は
そのために?思い出してるの?
二度と同じ失敗をしないために?
いや、二度三度と繰り返しちゃってることもあるぞ
…………
だからそんなことしても意味ないってことか
どんなに繰り返し繰り返しダメ出ししても
何にも変わらない
いや、余計記憶に残るだけか
余計思い出すようになるだけか
何度も思い出してるから、
忘れられないのか
記憶にこびりついてるのか
……………
何にもならない
何にもなってない
思い出し怒り
思い出し後悔
思い出し恥辱
そう、これはマインドフルネスでは
やってはいけないこと
思い出すこと
それは、ラベルを貼りさえすればいいこと
『思い出し』
と。
『あ、思い出し、した』
と。
マインドフルネスとは、こういうことか
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